2025年– date –
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「自治会・町内会」はなぜ続いてきたのか?その歴史とこれからを考える
はじめに~誰が地域を支えてきたのか? 自治会や町内会の名前は知っているけれど、よくわからない 多くの人が「自治会」「町内会」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。引っ越しの際に入会を勧められたり、回覧板が回ってきたり、地域のお祭り... -
自治会・町内会や学校施設の政治利用について
豊橋新アリーナ問題における政治的中立性とは? これまで豊橋市で進められている新アリーナ建設計画。昨年秋の豊橋市長選挙で当選したこの新アリーナ計画を見直すことを公約に掲げた長坂市長は計画を中止しました。その後、豊橋新アリーナ建設推進を主張す... -
自治会や町内会に入らないと決めた時のメリットとデメリット
はじめに~自治会に「入らない」という選択肢が増えている 近年、戸建て住宅の購入や引っ越しを機に、「自治会や町内会には入らない」と決める人が増えています。背景にあるのは、共働き世帯や単身世帯の増加、転勤・転居による地域との希薄な関係性、そし... -
自治会長・町内会長の不安と孤独を乗り越えるための5つのポイント
はじめに~突然のバトン、「私が会長⁉」から始まった2年間 自治会長・町内会長という役割は、特別なリーダーが自ら立候補して務めるものだと思っていました。ところが実際には、「順番だから」「他にやる人がいないから」「そろそろお願いできます... -
地域のまつりに宗教とお金の線引きをどうつけるか?自治会長として直面した秋まつりの現実
はじめに~地域のまつりが抱える見えない問題 地域のまつりは、住民同士の交流を深め、世代を超えたつながりを生み出す大切な行事です。特に子どもたちにとっては、非日常のワクワクを体験できる貴重な機会であり、地域の大人たちにとっても「顔を合わせる... -
豊橋新アリーナ住民投票に関して自治会組織にアプローチする人たち
私が住む地域の自治会は500世帯ほどの会員で成り立っています。自治会の役員や組長は年度ごとに代わってしまうため「住みよいまちづくりの会」という団体を作って主に子供たちの見守り活動や防犯パトロールを行い自治会のサポートを行っています。私もその... -
自治会・町内会をやめたい…その前に知っておきたいポイント
自治会や町内会をやめたいと思うのは「おかしいこと」ではない 「自治会や町内会、もうやめたい…」そう感じたことがある方は、実は少なくありません。現代では共働き世帯や単身世帯が増え、かつてのように地域活動に積極的に関われる人は限られています。... -
ごみの持ち去り問題「違法」で片づけていいのだろうか?
令和5年3月に環境省が発表した「令和4年度 資源ごみの持ち去りに関する調査報告書」によれば、全国1,741市区町村のうち約42%にあたる729市区町村が、資源ごみの持ち去り事案を認知していると回答しました。持ち去られる主な資源は空き缶・古紙・金属類で... -
豊橋新アリーナ住民投票~自治会・町内会の立場から見る「市民の声」と市政のかたち
新アリーナ建設をめぐる住民投票が意味するもの 豊橋市で長年にわたって議論されてきた「新アリーナ建設計画」が、ついに住民投票というかたちで市民の判断に委ねられることになりました。市政の転換点とも言えるこの住民投票は、単に一つの大型公共施設の... -
家庭ごみの戸別収集の今とこれから
はじめに~変わるごみ収集、広がる戸別収集 私たちの暮らしに欠かせない「ごみの収集」は、長年にわたり地域のルールや慣習の中で維持されてきました。なかでも、日本の多くの地域で見られる「ごみステーション」による収集方式は、市民の協力を前提とした... -
自治会や町内会が孤独死を防ぐ力とは?
はじめに:孤独死は「特別なこと」ではない 「あの人、元気そうだったのに」を防ぐ地域のまなざし 私が自治会長として2年間活動して痛感したのは、孤独死は決して特別な出来事ではないということです。高齢化が進み、単身世帯が増える中で、「元気に見えた... -
自治会費っていくらが普通?相場と使い道をわかりやすく解説
はじめに 「自治会費って、何に使われているんだろう?」 地域に住んでいると、毎年のように徴収される自治会費。しかし、その使い道や金額の根拠がよく分からないまま「とりあえず支払っている」という方も多いのではないでしょうか。 自治会費とは、自治... -
「ごみステーションは誰のものか?」自治会未加入者問題と地域の持続性を考える
はじめに 福井地裁の判決概要 2025年4月16日、福井地裁は、町内会を退会した福井市の男性(43歳)がごみステーションの使用を求めた訴訟で、年間1万5千円の使用料を支払うことを条件に、使用を認める判決を下しました。男性は、町内会退会後にごみステーシ... -
人手不足で調査員が集まらない…国勢調査の地域頼みに限界・自治会の苦悩と今後の展望
5年に一度の「国勢調査」、今年もその季節がやってきました。日本に住むすべての人と世帯を対象に行われる、国が主導する大切な調査です。人口や世帯構成、就業状況など、さまざまな統計の基礎となるこの調査は、行政サービスや地域政策を考えるうえでなく... -
令和の町内会はどう変わる?松本市に見る「支援型自治」とICT活用の可能性
2024年4月に報じられた朝日新聞デジタルの記事では、町内会運営の担い手不足や高齢化、加入率の低下という全国的課題に直面している長野県松本市の取り組みが紹介されました。市は町内会を所管する職員を増員し、役員会の開催方法の見直しやイベントの再構... -
自治会活動もデジタルの時代へ 〜回覧板のウェブ化がもたらす効果と課題〜
はじめに 私は一昨年までの2年間、自治会長として地域の運営に携わってきました。その中で、日々の業務における「アナログの不便さ」を強く感じる場面が何度もありました。とくに紙による回覧板や、印刷・配布作業の手間は、担当役員さんや組長さん少なか... -
ゴミ屋敷問題、自治会・町内会としてどう対応すべきか?
近年、自治会や町内会に寄せられる地域住民からの相談の中で、「近所にゴミ屋敷があって不安」「なんとか対処してほしい」という声が目立つようになっています。悪臭や害虫、火災の危険性といった実害があるケースもあり、住民の不安は深刻です。しかし、... -
自治会・町内会・PTAは本当に必要? 〜自動入会・役員の強制にモヤモヤする人へ〜
はじめに 新年度ですね。今週は全国各地の小中学校で入学式が行われました。晴れて入学式を迎えられたお子さんを前に親御さんにはあるお悩みがあるのではないでしょうか? それは「PTA」の問題です。 毎年のように新年度にはこのPTAの問題が新聞記事などで... -
「えっ、自分が!?」新年度から自治会長・町内会長を引き受けたあなたへ贈るエールと生き抜くコツ
新年度、突然の役目に戸惑うあなたへ えっ、自分が自治会長!? 新年度、そんなふうに困惑している方も多いのではないでしょうか。かく言う私も、まさに「頼まれてしまった側」でした。 2021年の年末、当時の自治会長と「住みよいまちづくりの会」の会長が、... -
自治会・町内会と政治家の関係~問題点とその実態
自治会や町内会は、地域の防犯、清掃、行事運営など、住民の暮らしを支える大切な組織です。一方で、政治家と関わる場面も多く、補助金や地域の課題解決のために協力することもあります。ただ、この関係が「適切な距離感」で保たれていないと、トラブルの... -
自治会役員必見!自治会運営アプリ導入の基礎知識
現在多くの自治会や町内会において役員は年々増加する業務に追われています。具体的には、回覧板の配布や掲示物の作成、地域行事の企画・運営、会費徴収や防犯活動、防災訓練の実施など、多岐にわたる業務を担っています。また最近では、地域の高齢化や共... -
豊橋市の企業が提供するアプリ「デンタツくん」
昨日の中日新聞の記事に豊橋市の企業が提供するアプリ「デンタツくん」についての紹介がありました。以前からこのアプリについては自治会の運営にも活用できそうということで気にはなっていたのですがググってもあまり情報がなく一部の市内の自治会で試験...
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