PFI事業による豊橋市の斎場と自治会からの要望について考えてみる

PFI事業による豊橋市の斎場と自治会からの要望について考えてみる

2021年に新しく生まれ変わった豊橋市斎場

私たちの自治会に隣接して建てられている豊橋市の斎場は、2021年に新しい施設として生まれ変わりました。斎場というと、一般的には「縁起が悪い」「できれば近づきたくない」といったイメージを抱かれる方も少なくありません。確かに、人の死に直結する施設であり、忌避感や心理的な距離を感じるのも自然な反応でしょう。

けれど、私にとってこの斎場は、そうした印象とは少し違います。というのも、この場所は子どもの頃からずっと身近にあり、特別な「異質さ」を感じたことがなかったからです。むしろ当時の斎場のアスファルト舗装された広い駐車場は、キャッチボールやローラースケート、ラジコン遊びの格好の場所でした。野山くらいしか遊ぶ場所の少なかったあの頃、ここは地域の子どもたちにとって貴重な「整備された空間」だったのです。

もちろん、施設の本来の用途や意味を理解するようになってからは、相応の敬意と節度を持って接するようになりましたが、「斎場=嫌われる施設」という固定観念にはどうしても違和感があります。そうした体験を持つ地域住民の一人として、斎場の再整備におけるPFI事業の導入や、その後の運営のあり方には未だに疑問を感じています。

PFIという手法は、民間の資金やノウハウを活用して公共施設を整備・運営する新しい枠組みです。そのメリットや課題は一概には語れませんが、斎場のように地域に根ざした公共施設であるからこそ、その効果や影響を実感として捉え直す必要があると感じています。

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この記事を書いた人

Katsuyuki Susakiのアバター Katsuyuki Susaki 自治会長・ウェブ屋

当サイトの管理人です。2022年度に組長が回ってくるタイミングで自治会長をやる羽目になりました。500世帯位の自治会で試行錯誤しながら理不尽な要望も聞きながら何とかやっています。そんな僕が自治会長をやって気付いたこと、今後の自治会運営についての考えなどを記事にしています。本業はフリーランスのウェブ屋。1965年製。空いた時間には愛車ヤマハボルトで遊んでいます。