また組長(班長)が回ってくるというお悩みを解決する

また回ってくる組長

早いものでもう11月も下旬となります。今年度の自治会活動もそろそろ終わりが見えてきました。私が現在顧問を務める自治会では10月の秋祭りが終わるともうなんだか全部終わった感があります。そうなると自治会における次の最大かつ重要な問題は来年度の体制をどうするかという点です。

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組によって組長が回ってくる頻度が大きく異なる問題

そしてその前に問題となるのが毎年順番に回ってくる組長(班長)。これが組によって頻度が大きく異なるという問題があります。当自治会では75歳以上のみで構成される世帯は組長が免除されるという規約があります。組によっては仮に10世帯で構成されていたとしても半分の世帯が75歳以上のみで構成されているなんて言うところもあります。そうなるとその組では組長が5年に1度回ってきます。

一方で10世帯だった組に新たに5世帯が転入し、組長が回ってくるのは15年に1度となった組もあります。こういうのはとても不公平に感じますし、前者のような組では自治会から退会したいと申し出る世帯も出てきます。そのようなことは自治会の運営にとっては大変困った事態です。

このような問題は全国各地の自治会、町内会で見られる問題のようでインターネット上にも様々なお悩み事が紹介されています。

組(班)の再編の課題

組長や班長が頻繁に回ってきてしまうという問題の解決は「組(班)の再編」という方法が思いつきます。これが最も手っ取り早い方法なのではないかと思います。ただ、課題は組や班の再編する場合にどのように統合していけばよいのかという点です。

同じ自治会内でも高齢者世帯ばかりの地域、単身者が多い地域など偏りがあるかと思います。その様な偏りのある中で組や班の再編成を住民が納得のできる形で行うのはなかなか難しいのではないかと思います。

しかし、自治会役員の先導のもとで進めていかないと収拾がつかなくなる可能性もあります。僕が自治会長を務めた自治会においても組の世帯数が20世帯を超えてしまい組長の負担が大きいため組の中で3つに分けて福組長を決めて組を運営したり、自分たちで組を分割し「10−A」「10−B」のようにしてしまったり統一感もなくなってきています。

組長や班長が回ってくるのはどれぐらいの頻度が適切か?

自治会や町内会の組や班を統合すれば組長や委員などの役割が回ってくる頻度は減ります。仮に10世帯で構成されていた組を20世帯に再編すれば組長が回ってくるのは10年に1度だったものが20年に1度になります。ただその分、組長になった時の負担、精神的な部分も含めて割と大きな負担となるのではないかと思います。

僕が自治会長を務めるタイミングも組長が回ってきたタイミングでした。12年ぶりくらいのことだったと思います。その時は本当に憂鬱というか…面倒臭い1年が始まると感じていました。まさか自治会長を引き受けることになるとは思ってもいませんでしたが、組長の年が回ってくるというのはどの人もこんな感じでしょう。

僕の感覚では組長が回ってくるのは10年に1度くらいがちょうど良いのではないかと思います。仮に子供がいたりするとやはり様々な行事で自治会や町内会の恩恵を受けているものです。そんな中で一度くらいは組長、役員として自治会に関わっておくことも大切なのではないかと思うのです。

時間をかけて丁寧な説明を行いながら組の再編を

僕が自治会長を務めていた時にも「組の再編」を要望する声は多く聞こえてきました。しかし、自治会には様々な問題が常に湧き起こり「組の再編」のように時間をかけて取り組まなければならない問題にはなかなか関わることができません。

現在は僕は「顧問」という形で自治会の役員に残っていて「自治会のデジタル化推進」と言ったことを考えています。これと同じように自治会役員経験者の方に「自治会の組再編」の仕事にじっくり取り組んでいくことが望ましいのではないかと考えています。

例えば今年度の自治会長に来年度以降「自治会再編委員長」になってもらって…なんて考えています。

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この記事を書いた人

Katsuyuki Susakiのアバター Katsuyuki Susaki 自治会長・ウェブ屋

当サイトの管理人です。2022年度に組長が回ってくるタイミングで自治会長をやる羽目になりました。500世帯位の自治会で試行錯誤しながら理不尽な要望も聞きながら何とかやっています。そんな僕が自治会長をやって気付いたこと、今後の自治会運営についての考えなどを記事にしています。本業はフリーランスのウェブ屋。1965年製。空いた時間には愛車ヤマハボルトで遊んでいます。

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