最近、仕事やら何やらが忙しく前回の投稿が7月中旬とか非常に不真面目なサイト運営ですね。報道などを見ているといよいよ衆議院の解散そして総選挙となりそうな雰囲気です。以前にも書きましたが自治会や町内会と政治の関りについて考えてみたいと思います。
自治会や町内会の政治利用の現状は?
上の記事に書いたように自治会や町内会の会合などに出席して少し話をするぐらいは法律上は問題ありません。ただ、自治会や町内会は地方自治法第260条の2に基づいて形成された認可地縁団体で「特定の政党のために利用してはならない。」と規定されています。
現実はどうでしょう?何故か自民党の議員や候補者だけが自治会や町内会の会合に出席し挨拶したり、選挙の時には自治会や町内会の集会場や公民館を演説会の会場に無料で利用したり、挙句の果てに自治会長や町内会長に応戦演説させたり全くもって「特定の政党のために利用されている」としか言いようがありません。
さて、先日の自民党総裁選挙の結果、石破総理が誕生しそうです。で、早々の解散総選挙となりそうな感じでおそらくこれから候補者の皆さんは忙しいんでしょうね。このサイトは基本的に自治会や町内会の問題やお悩みについて考えるコンテンツを発信していますが、自治会や町内会とも何だかんだ関わり合いのある政治ですので今回は僕がフリーランスのウェブ屋であることから各候補者のウェブサイトの検証とそれから類推できる選挙結果、当選確率予報をしてみます。
2024年衆議院議員選挙・愛知15区の顔ぶれ予想
まだ選挙期間に入ったわけではないので正式な候補者かどうかわかりませんが、立候補される方には現在の所以下の名前が挙がっています。
- 根本幸典(自由民主党)現職・現在4期目・46,47,48,49回衆議院議員選挙で当選
- せき健一郎(日本維新の会)48回衆議院議員選挙で当選
- 小山ちほ(立憲民主党)
- 高木しげる(日本共産党)
- つじ恵(れいわ新選組)43、45回衆議院議員選挙で当選
- 竹内誠治(無所属)
野党乱立な感じですね。ではそれぞれの候補者のウェブサイトをチェックしてみましょう。
2024年衆議院議員選挙・愛知県15区の候補者ウェブサイトをチェック
根本幸典(自由民主党)
現職の衆議院議員根本幸典さんのウェブサイトです。サイトを訪れるといきなり動画が流れます。WordPressを利用してホームページを構築しています。このサイトを訪れたらいきなり動画が流れるというのは僕の考えでは政治家のウェブサイトにはふさわしくないと考えています。何故かというと政治家はすべての人にアクセスしてもらわないといけません。
特に現職であればすべての人に自分の意見を聴いてもらう、見てもらうためにはオープニングの動画は好ましくありません。音声読み上げブラウザでアクセスした人は戸惑うだけです。更新頻度も最新の投稿が2022年2月5日です。WordPressの良さが全く生かされていません。これまで何人かの政治家(市議、市長)のウェブサイトを作ってきましたが、皆さん選挙前までは一生懸命更新するんですが当選するとピタっと投稿がストップしてしまう。
それじゃあダメだと思いますよww
根本幸典さんのSNSもチェックしてみよう
根本幸典さんのFacebook
2023年6月から投稿がされていません。どうしてしまったんでしょうか?統一教会問題や裏金事件のことのコメントが入りそうでイヤなのかしら?
根本幸典さんのX
こちらは2023年4月が最終投稿です。3000人以上のフォロワーさんがいるんですよ?
根本幸典さんのInstagram
https://www.instagram.com/nemoto.yukinori
根本幸典さんのYouTube
こちらも2年前から何の投稿もありません。デジタル化を進めなくてはいけない政治家として、支援者、国民に対して情報発信をしないとは残念で仕方ありません。
せき健一郎(日本維新の会)
48回衆議院議員選挙で当選した実績があります。ウェブサイトにアクセスすると大きな画像がスクロールして表示されます。ウェブサイトの制作をしてるとよくこういう画像スクロールの要望を受けますが、正直あんまり意味ありません。どこか別のページへのリンクがあるならまだ良いのですが、ただ画像をスクロールしたって仕方なく色々なイメージ画像を見せたいのならアクセスするたびに表示される画像がランダムで変わる方がいいのではないかと思います。
ただ、ホームページの更新頻度は毎日とまではいきませんが頻繁に更新されています。政策の話よりもご自身の日常を切り取った短文の記事が多く割と好感が持てます。2014年から記事を投稿されていて700以上の記事がアップされています。おそらく様々なキーワードでヒットし「せきブルー」をしっかりアピールできているのではないかと思います。
ホームページの活用は素晴らしいと思います。でも、所属政党が変わり過ぎでちょっと引くw
せき健一郎さんのSNSもチェックしてみよう
せき健一郎さんのFacebook
ウェブサイトと同様、マメに投稿されています。ただ出来ることならウェブサイトの記事を共有するような投稿をしてFacebookからウェブサイトへ誘導するような流れを作るともっと良いのではないかと思います。またFacebookページも作られていますがどう使い分けているのかはわかりません。政治家なら片方だけでもいい気がしますが…
せき健一郎さんのX
こちらもこまめに発信されていますね。Facebookと被る投稿がありますがそれは仕方ないですね。ただ自分のウェブサイトへの誘導もしてほしいところです。
せき健一郎さんのnstagram
https://www.instagram.com/sekikenichiro
Instagramもちゃんと更新されています。支援者の方との笑顔の写真も多く好感が持てますね。
小山ちほ(立憲民主党)
上のせき健一郎さんが立憲民主党から無所属になって維新の会に移ったことで突然現れました。ウェブサイトはJimdoというホームページ作成サービスを活用されています。Jimdoはお手軽にホームページを作成できるサービスですが、長いスパンで考えたときにはあまり良い選択とは思えません。現在では個人事業主から中規模の企業サイト、学校、各種団体もウェブサイトの構築はWordPressで構築しています。
WordPressが絶対とは言いませんがJimdoで作成してしまったらJimdoでしか運用できないので政治家、しかも衆議院議員を目指す方のホームページとしてはちょっと残念な感じです。最近名前が挙がってきた方なので急ごしらえなのかもしれませんね。ホームページのコンテンツもほとんど更新が無く面白みに欠けるものとなっています。
つまらない政治家のホームページの見本のようなww
小山ちほさんのSNSもチェックしてみよう
小山ちほさんのX
何だろう…アカウントを作っただけなのかしら?何も投稿がありません。
小山ちほさんのYouTube
記者会見の動画があるのみ。全く面白くありません。立候補する気あるんだろうか?国会議員になる気あるんだろうか?謎です。
高木しげる(日本共産党)
ウェブサイトを探したんですが見つかりませんでした「高木しげる」でググっても元プロ野球選手をはじめいろいろな高木しげるさんがヒットするだけでした。仕方ないので日本共産党のウェブサイトに掲載されているページを紹介しておきます。日本共産党は一定の組織票があるのでそれでいいのかもしれませんが内向き過ぎる感があります。
少なくとも候補者のウェブサイトはあったほうがいいと思いますけどね。
高木しげるさんのSNSもチェックしてみよう
404エラーwww。見つかりませんでした。
つじ恵(れいわ新選組)
最近、あちこちでこの顔のポスターを見かけるようになりました。1年ちょっと前からこの愛知15区で活動されているようです。ウェブサイトはWordPressを活用しているようです。ただ、トップページにチラシやパンフレットのスクショが貼っているだけで情報が少なすぎます。WordPressの良さを全く生かすことが出来ていません。
と思ったら…もう一つサイトがありました。
「つじ恵推しです」とかちょっと珍しいタイトルですが、一応後援会のウェブサイトという事のようです。こちらもWordPressで構築されています。本格的に運用されているのは9月の半ばくらいからで半月ほどしかたっていません。その割に記事数も多く、それぞれのページのボリュームや写真の使い方もなかなか面白く出来ています。中でも「のんほいパークで小泉純一郎さんに会ってきました」の記事はちょっと笑ってしまいました。
どうして2つのウェブサイトを運営しているのかよく分かりませんが、まだまだ発展途上なのかと感じました。
今後に期待!と言いたいところですがもうすぐ選挙っすねww
つじ恵さんのSNSもチェックしてみよう
つじ恵さんの2つのサイト色々とSNSのアイコンが貼られています。それぞれ違うアカウントのようで一応全部紹介しましょう。
つじ恵さんのFacebook
それぞれのウェブサイトでそれぞれのFacebookページを作成されているようです。
つじ恵さんのX
3つもXのアカウントがあるww。つじ恵さんのアカウント、つじ恵事務所のアカウント、つじ恵推しですのアカウント…多いから(笑)
つじ恵さんのInstagram
https://www.instagram.com/reiwaaichi15
https://www.instagram.com/tsuji.oshi
こちらもウェブサイトごとに別のアカウントで全く別の投稿をされています。
つじ恵さんのYouTube
つじ恵さんのTikTok
若い人たちが関わっているからなのかSNSの活用は活発なようです。ただざっと見ただけなのでわかりませんが身内だけで盛り上がっている感があります。もう少し外向きの発信が必要ではないかなと思います。
竹内誠治(無所属)
一応この方とはFacebookでお友達になっているのですが真面目なのかふざけているのかよく分からない投稿があったりして面白いとは思います、ウェブサイトはWordPressで構築されています。ただ、3年近く前の「サイトオープン」のお知らせ以降、何一つ投稿がありません。WordPressの良さが全く生かされていません。
無所属なので資金的にも大変なのかと思いますがホームページの見た目の出来栄えは合格点と言えます。お友達か知り合いにウェブ業界の人がいるのかもしれませんね。
もっとコンテンツを増やさないとアクセスは望めません。
竹内誠治さんのSNSもチェックしてみよう
竹内誠治さんのFacebook
竹内誠治さんのX
竹内誠治さんのInstagram
https://www.instagram.com/toyohashitengu
6候補者のウェブサイトについてのまとめ
根本幸典、せき健一郎、小山ちほ、高木しげる、つじ恵、竹内誠治の6氏のウェブサイトをざっと見てみましたが、最も上手に運用しているのはせき健一郎さんです。ウェブサイトは見た目の簡潔さとコンテンツの充実さがモノを言います。そんな中でせき健一郎さんのウェブサイトは長い期間にわたって記事を投稿されています。
これから実際に選挙戦に入ってくるとだれに投票しようか悩む真面目な有権者は必ずググります。その時にウェブサイトのコンテンツが古かったり見すぼらしかったりするとやはりその候補者にも魅力は感じません。ですのでウェブサイトは候補者にとってとても大切なアイテムです。
駅前などで配っている様々なチラシは、自分は見たくもないのに見せられるアイテムです。しかしウェブサイトは自分から進んで見に来てくれるんです。そんな人に自分のアピールをしっかりするという事はとても大切だと思います。
また、SNSの活用も盛んになってきていますがほとんどの候補者のSNSがSNS止まりというのはとても残念なことと思います。SNSは自分のウェブサイトへ導くためのひとつの窓口として考えるべきでSNS上で完結してしまうのは非常に勿体ないです。また、SNSの投稿は検索サイトではほとんどヒットしません。
先にも書きましたが政治家の方のウェブサイトやSNSは往々にして選挙が近づくと活発になり、選挙が終わると更新が滞る傾向にあります。本当は選挙があろうがなかろうが自分の活動についてしっかりと情報発信していくことがとても大切で、結果として選挙の時に慌てなくて済むと思うんです。
選挙については何の知識もありませんが、選挙が近づくと慌てだす政治家の方たちを見ているとまるで、
定期テストが近づいてオロオロしている学生みたい
って思っちゃったりします。
さて、2024衆議院選挙の結果は如何に?
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ここんところ自民党の総裁選立憲民主党の代表選の報道が溢れていましたが、これから衆議院選挙に突入するとなるとどんな報道になるんでしょうか?NHKなんかほとんど報道しなくなるし有権者として大切なのは、やっぱり日頃それぞれの候補者がどんな活動をされてきたかを見極めることですね。
そしてこれからの時期、自治会や町内会の組長会議などにノコノコ出てきたがる候補者もいるかもしれません。出てきたらしっかり話を聞いて普段の庶民の不満とか疑問をぶつけましょう。彼らは「先生」なんかではなく単なる私たち国民の代弁者であるべき人たちなだけです。私たちの話に耳を傾けて実行してくれる人を選びましょう。
彼ら政治家が自治会や町内会を利用しようと企むならこちらもしっかり言いたいことを言いましょう。
愛知15区の2024衆議院選挙についての僕の予想
と、ここまで書いてきて間もなく行われるであろう2024衆議院選挙はどうなるのか全くの素人が予想してみます。それぞれの候補者についての僕の私見も入るので全然参考にならないでしょう。当選する確率は全くの僕の独断ですし降水確率より当てにならないですからww。あと、比例区とかは全くわかりません。
根本幸典(自由民主党)
根本幸典さんは最近全然見かけません。前回の選挙前はFacebookなどでも地域の朝のラジオ体操に参加されたり、喫茶店のモーニングとかでの様子をアップされていましたが最近は全く投稿されていないのでいないのかと思ってしまいます。統一教会問題や裏金問題で色々と触れられてくない話題が多いのかもしれませんがちゃんと説明しないとマズいですよ。
当選する確率:30%
せき健一郎(立憲民主党)
せき健一郎さんはウェブサイトやSNSでも積極的に情報発信されていて多くの豊橋、田原市民が好感を持っているのではないでしょうか?子育て世代や若い人にも人気がありそうです。豊橋での暮らしもだいぶ長くなってきて、地域のお祭りや活動にも積極的に参加されていて好感度は高いです。ただ僕的には「維新にさえ行かなければ」という感じです。
当選する確率:35%
小山ちほ(立憲民主党)
当選する確率:10%
まったくもってあなたはどなた?という感じです。ウェブサイトやSNSでの情報発信も弱く、何がしたいのかさっぱりわかりません。「立憲民主党ならだれでもいい」という人からは支持されるのかもしれませんがそれだけでしょう。
高木しげる(日本共産党)
実に共産党らしいというか、まぁ僕にはどんな人かさっぱりわかりませんがウェブサイトもSNSもやっていなければどうしようもありません。「共産党ならだれでもいい」という人から支持されるだけでしょう。
当選する確率:5%
つじ恵(れいわ新選組)
最近ポスターで見かけたりするようになりましたが、やっぱりよく分からない。ただSNSやウェブサイトには力を入れているようで後援会の推しですというウェブサイトは政治家のウェブサイトっぽくなくていいかもしれないです。根本さんもいや関さんもイヤという人から支持を集められるかもしれません。豊橋市、田原市での知名度は低いですが実績はある人のようなのでこれからどこまで支持を広げられるかといったところでしょう。
当選する確率:20%
竹内誠治(無所属)
無所属で新人という事でなかなか難しいと思いますが、Facebookのネタは時々面白いので頑張って欲しいところです。
当選する確率:5%
まぁ、どうなるのかさっぱりわかりません。
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