街頭消火器の設置場所と設置基準
街頭消火器は多くの場合は公共施設のフェンスや建物壁に設置されていますが住宅街ではそのような場所はありません。個人の土地や壁、フェンスなどを所有者に無償提供してもらって設置しているところが多いです。街頭消火器はいざというときに活用されないといけないため道路に面していて目立つ場所に設置される必要があります。
街頭消火器の設置基準は自治体によって異なっており100メートル四方に1本とか30世帯に1本など自治体のウェブサイトで街頭消火器の設置基準を掲載しています。ちなみに豊橋市は10世帯に1本という目標があります。当自治会は500世帯以上ありますので本来は50本というところですが現実は26本と目標の半分程度しか設置されていません。
偏りがある街頭消火器の設置場所

上の地図をご覧ください。うちの自治会の街頭消火器の設置場所です。住宅の密集具合と消火器の設置具合に偏りがあると思いませんか?右側の地域は比較的満遍なく街頭消火器が設置されています。しかし中央上部のキレイに区画整理された地域はとても少ないです。どうしてこのような偏りが出来たのでしょうか?

実は中央上部の地域は平成10年以降に農地から宅地に開発された地域で道路もきれいに区画整理されています。このあたりの住宅は家の前が駐車場になっている家がほとんどでフェンスや壁がありません。隣の家との境目のフェンスに設置することも可能かもしれませんが車を複数台持っている家ばかりですのでスペース的に難しいのでしょう。