自治会・町内会のお祭りへの関りについて

祭り実行委員会を立ち上げ

自治会内で行われている秋まつり、神輿を巡行したり、神事を執り行ったり、自治会内から集めた協賛金の一部を神社に納めたりと宗教色の濃いものですが、毎年80万円ぐらい使われている祭りの運営に係る費用のうち40万円が自治会の予算から使われていることが判明。これはさすがにマズいのでは?という事を自治会の会議の議題にしてみました。

ほとんどの組長さんは関心が無いというかどうでもいいという顔をしています。「それは問題だよね」と、同意してくれる人もいますが祭りに割と積極的にかかわっている人は…

「これまでそうやってきたんだから良いだろう?」
「じゃあ、どうやってお金集めるんだよ?」
「他の自治会だってやってることだろう?」

というような意見を出します。もちろんほかの自治会の会長さんにもどのようにしているか尋ねました。自治会費から祭りの費用を出しているところもありましたがそれは少数派。先に書いた「自治会運営の手引き」は定期的に内容が見直されているため、もしかするとかつてはそのようなことは記載されていなかったかもしれません。

ですが現在の「自治会運営の手引き」には「自治会活動費と祭礼行事に関する経費とは厳格に会計を分けるべき」と書かれているのでその内容に沿うように努めなければなりません。

祭り実行委員会設立

500世帯ほどの自治会です。自治会と祭りの運営主体を厳密に分けると言っても自治会内の行事にかかわっている人は限られているのでそれはなかなか難しいものです。僕自身も自治会長ですが神輿会の会員です。ですが、せめてお金の問題については厳密に分けましょう。という事になりました。

そこで「祭り実行委員会」を設立し祭り運営の主体をこの実行委員会が行うという事を明確にしました。お祭りの初穂料や協賛金として自治会員から集金するのは組長さんが行いますがそのお金は自治会会計には一切入れないようにしました。当然、自治会費から祭り、特に神事に係るものについては一切出費しないという事としました。一部、子供たちにお菓子を配ったり、シルバークラブや子供会の方が子供向けに運営してくれる模擬店の費用については自治会から一部協賛するという事は組長会に諮り、可能とすることとしました。

2022年度は祭りの開催は縮小開催という事でしたのであまり費用も掛からず、一軒当たり1000円で約400軒からのご協賛で運営できました。2023年度は一口1000円で複数口での協賛のお願いをしたところ現在のところ総額で60万円ぐらい集まっています。何とか祭りの運営は出来そうですね。

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この記事を書いた人

Katsuyuki Susakiのアバター Katsuyuki Susaki 自治会長・ウェブ屋

当サイトの管理人です。2022年度に組長が回ってくるタイミングで自治会長をやる羽目になりました。500世帯位の自治会で試行錯誤しながら理不尽な要望も聞きながら何とかやっています。そんな僕が自治会長をやって気付いたこと、今後の自治会運営についての考えなどを記事にしています。本業はフリーランスのウェブ屋。1965年製。空いた時間には愛車ヤマハボルトで遊んでいます。