秋まつりの準備始まる!

秋まつりの準備始まる!
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秋まつりの準備が始まりました

連日の猛暑が続いていますが、暦の上ではもう秋。夕方の風や夜の虫の声に、少しずつ季節の移ろいを感じるようになりました。そんな中、東山地区では今年も恒例の秋まつりの準備が始まりました。10月の第二週に毎年行われる「東山秋まつり」軒先に飾られる花や提灯、子どもたちのはしゃぐ声、そんな光景を思い浮かべると、暑さの中にも秋の気配を感じます。

私自身、今年も秋まつり実行委員として準備に関わっています。きっかけは、4年前に自治会長を務めたことでした。当時、祭りの運営やお金の流れをもっと分かりやすくしたいと考え、実行委員会の仕組みを整えるお手伝いをしました。それ以来、この季節になると自然と「今年もいよいよか」と気持ちが引き締まります。

秋まつりは、地域の皆さんの協力で成り立つ大切な行事です。準備が始まる8月は、毎年同じように秋まつり実行委員会、みこし会、自治会、シルバークラブ、子ども会など地域が一つになって動き出す時期でもあります。

秋まつりの資金集めの仕組み

秋まつりの準備が始まると同時に、地域では資金集めの活動もスタートします。東山秋まつりは、地域の皆さんからの協力によって成り立っており、今年度も次の三つの名目でご協力をお願いしています。

1. 初穂料(神事費用 300円)

初穂料は、東山集会場で執り行われる神事(祭礼)の費用として使われます。11月に行われる秋葉山祭礼も含まれ、地域の安全や無病息災を祈る大切な行事を支えるためのものです。宗教上の理由や個人のお考えでの不参加も尊重しています。

2. 秋まつり協賛金(1口1,000円・複数口歓迎)

協賛金は、秋まつりの運営に直接使われます。餅投げの餅代、お菓子代、模擬店のおもちゃやお菓子、提灯や装飾、子ども向けの催し、爆竹、花火代、音響や安全対策など、にぎやかな祭りを支える費用です。協力は任意ですが、複数口でのご支援も歓迎しています。

3. 大岩神明宮の軒花代(1,000円・希望者のみ)

大岩神明宮に納める初穂料です。ご協力いただいたご家庭には軒花が配布され、秋まつりらしい風情を地域に添えます。協力がない場合は軒花の配布は行いませんが、宗教上の理由や個人のお考えでの不参加も尊重しています。

集金の流れとお願い

資金集めは、組長さんを通じて次のような流れで行われます。

  1. 各戸に「初穂料」「協賛金」「軒花代」の3種類の封筒と案内チラシを配布
  2. 案内チラシに記載された日時に、封筒を組長さんが回収
  3. 9月1日の組長会議で、封筒ごとに実行委員会担当者へ提出

自治会に加入していない世帯にも、可能であれば案内と封筒をお配りしています。秋まつりは、自治会員だけでなく地域に住むすべての方に開かれた行事です。皆さまのご協力が、地域のにぎわいと楽しい祭りの実現につながります。

なぜこうした集金方式なのか

秋まつりの資金集めは、少し手間のかかる「名目別の封筒方式」で行っています。初めて見る方には「どうしてこんなに細かく分けるの?」と思われるかもしれません。しかし、これには私自身の経験からくる理由があります。

4年前、私が自治会長を務めていたとき、秋まつりの運営に関わるお金の流れに疑問を持ちました。集めたお金が神事に使われたのか、祭りの準備に使われたのか、あるいは神社への奉納なのかが分かりにくく、住民の方からも「今年はいくらかかったの?」と聞かれてもはっきり答えられない状況だったのです。

そこで、翌年からは実行委員会を中心に運営する方式へと切り替え、収支を明確に報告できる体制を整えました。そして集金も今年から「初穂料」「協賛金」「軒花代」と名目ごとに封筒を分け、何に使われるお金なのかが一目で分かるようにしました。

お祭りは地域の信頼の上に成り立つ行事です。だからこそ、お金のことは正直であることが一番大切だと私は思っています。透明で分かりやすい集金方式は、住民の皆さんに安心して協力していただくための工夫でもあるのです。

地域のつながりと住民の協力

秋まつりは、地域の住民による協力で成り立っています。チラシの作成、封筒の配布、会場設営や誘導、そして当日の運営まで、すべてを地域の人たちで分担しながら準備を進めています。協賛金や軒花代といった資金的な協力も含めて、「誰かがやってくれる」ではなく、「できる範囲で関わる」ことが大切だと感じています。

もちろん、協力は強制ではありません。宗教上の理由や個人的な考え方で、初穂料や軒花代に協力されない方もいますし、「協賛金だけ」という形での参加もあります。それぞれの判断を尊重した上で、無理のない範囲での協力をお願いしています。

また、秋まつりは自治会員だけの行事ではありません。自治会に加入していない方にも封筒と案内をお渡しするようにしており、可能な範囲でご協力いただければと考えています。住民であれば誰でも参加・協力できる仕組みを整えることで、地域の中での距離が少しでも縮まればと思っています。

協賛金や軒花は、見た目の飾りや形式的なものではなく、実際の準備や運営に直結する費用です。必要なことに必要な分だけ、わかりやすく負担をお願いし、協力できる人ができる形で関わる。それがこの地域らしいやり方だと感じています。

透明な運営と住民の協力への感謝

秋まつりの運営では、集めたお金の使い道をはっきりさせることを大切にしています。初穂料は神事に、協賛金は祭りの運営に、軒花代は神明宮にと、目的ごとに分けて集金し、祭りの終了後には収支を必ず報告します。こうした透明な運営は、安心して協力していただくために欠かせないことだと思っています。

秋まつりは、地域の皆さんの協力で成り立つ行事です。封筒に入れていただくご協力も、当日の会場での一言の声かけも、すべてが祭りを支える力になります。無理のない範囲で構いませんので、少しでも関わっていただければ、それが秋まつりを続けていく大きな力になります。

今年も、多くの方のご協力を得ながら、地域の秋まつりを無事に開催できるよう準備を進めていきます。

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この記事を書いた人

Katsuyuki Susakiのアバター Katsuyuki Susaki 自治会長・ウェブ屋

当サイトの管理人です。2022年度に組長が回ってくるタイミングで自治会長をやる羽目になりました。500世帯位の自治会で試行錯誤しながら理不尽な要望も聞きながら何とかやっています。そんな僕が自治会長をやって気付いたこと、今後の自治会運営についての考えなどを記事にしています。本業はフリーランスのウェブ屋。1965年製。空いた時間には愛車ヤマハボルトで遊んでいます。

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