僕が会長を務めた自治会では10月にお祭りが開催されます。かつては別の小学校区に属していてその校区にある神社のお祭りに関わるという感じだったようですが、現在は別の校区となり神社との関りもあるような内容なという微妙な状態です。神輿も町内を練り歩きますが神社に奉納するわけでも無く、神事も集会場に急ごしらえの祭壇を前に行うというもので何となく祭礼とは言えそうでそうでも無いようなというお祭りでした。
お祭り開催に使われるお金も協賛だったり自治会の会計から出していたりと杜撰と言われても仕方のない状態でした。コロナ禍でそのような祭り運営の「まずさ」が浮き彫りになり僕が自治会長をやっている時に祭りの運営主体を「実行委員会」という形にして自治会とは切り離して運営することになったわけです。そのあたりの経緯は別の記事があるので興味のある方はそちらをご覧ください。
令和6年度の秋まつり実行委員会開催
この秋のお祭りをかつては「○○町祭礼」としていたものを「○○町秋まつり」と名称変更し宗教色のあまり感じさせない名称としました。そんな秋まつりの令和6年度の実行委員会が先日開催されました。昨年度から秋まつりに向けての様々なデータなどは僕が作成していたので、そのまま今年度も引き継いで事務局的なことを引き受けることとなりました。まぁそれは仕方ないですね。
秋まつりの開催、運営にはお金が必要です。500世帯ほどの当自治会では毎年80万円程度の費用がかかっています。昨年度は自治会員からの協賛金などで60万円弱、自治会の会計からの協賛が20万円強で運営されました。自治会からの協賛金はお菓子やおもちゃ、レンタカー代などに限り神輿や神事に関わる宗教色のあるものには充てませんでした。
秋まつり協賛金の集め方
秋まつりの協賛金は自治会主体で集めるのではなく「秋まつり実行委員会」が主体となって集めます。毎月1回開催される自治会の組長会に参加させてもらって組長さんに「秋まつり協賛金」の集金をお願いします。この秋まつりのためのお金の使い道を明確に分けるためにちょっと説明が必要になります。協賛金内訳は次の3つに分類されます。
集会場で開催される神事にかかる費用(300円)
冒頭に紹介したように当自治会はかつては別の校区に入っており、そちらの神社の秋のお祭りに参加するという形でした。しかし校区の線引きが変わり新しい小学校区となり、かつての校区との関りは薄れてきました。新たな校区の中にも神社はあるのですが校区が変わったから神社もという訳にはいかないようで、神事を集会場に作った祭壇で行うようになりました。その際にかかる費用を集める必要があります。これは宗教色のあるのものなので希望される方のみ払っていただくというものです。
神社に奉納するお金(1,000円)
現在では校区外となってしまったものの一応まだ氏子という事で神社に奉納するお金も集めます。このお金を支払うとお祭り当日に玄関先に飾る「軒花」が配られます。こちらも神社が関わる以上、宗教色のあるものとなります。希望される方のみ払っていただくというものです。
○○町秋まつり協賛金(1口1,000円)
これが秋まつり実行委員会的には最も重視したい部分です。昨年度はほとんどの方が1口の協賛でしたが将来的には秋まつりにかかる80万円ほぼ全額を協賛していただけるようにしたいですね。
秋まつり協賛金についての説明が難しいorz
さて、この秋まつり協賛金についてですが上記の分類についての説明が難しいです。昨年は文章のみで以下のように説明していました。
昨年度は初穂料(300円)と秋まつり開催のための協賛金(700円)のご協力をお願いいたしましたが、今年度は○○集会場の神事にかかる費用として初穂料(300円)、○○秋まつりにおける餅投げ、子供お菓子、子供屋台など秋まつりのイベント費用として協賛金(一口1,000円 複数口歓迎)、○○神明宮軒花代(1,000円)のご協力をお願いいたします。組長さんを通じて集金用の封筒を配布しますのでご賛同いただけると幸いです。
なお、○○神明宮の軒花代のご協力をいただけない場合、軒花は配布いたしませんのでご了承ください。
これではわかりにくいですよね。協賛金集金用の封筒には以下のようなラベルを貼りましたがわかりにくいという声をいただきました。
そんなわけで今年度はもっとわかりやすい説明にしようという事になりました。とはいえ文章では中々説明しにくいのも事実です。あまり使い慣れていないワードやエクセルで作成するには限界があるので仕事でも使うイラストレーターで作成することにしました。ただ仕事で使うとは言ってもウェブサイトで使うバナーとかロゴの作成に使うだけなので印刷物を作成するという事はめったにしません。
また、イラストレーターで作成しても集会場のコピー機では出来上がりも残念な感じになってしまいます。
印刷屋に頼むか…
ネットの広告でちょくちょく見かけるネット印刷業者。あまり興味もなかったので仕組みとか料金とか全く見てもいませんでしたが、今回初めてあるネット印刷業者のサイトを見てみてびっくり。
めっちゃ安いやん!
指定する納期にもよるのですが600部くらいのA4両面カラー印刷でも4000円しません。まだ若いころ折込広告を利用したことありますが版代がどうのとか、結構高かったと記憶しています。今はデータ入稿すればそのまま印刷できるようです。そりゃそうですよね。データ入稿も用紙のサイズごとにテンプレートがあってそれをダウンロードして作成すればいいのでとても簡単です。
イラストレーターで作成した秋まつりチラシ
多分去年よりわかりやすいヽ(^o^)丿
コピーより安上がり
自治会や町内会の運営をデジタル化すると言ってもやはりお祭りやイベントなどの時にチラシを作成する機会はこれからもしばらくは無くならないのかと思います。僕が会長を務めた自治会では集会場にリースのコピー機が置いてあります。リースの基本料金のほかに印刷枚数ごとに白黒で5円、カラーで10円の費用がかかります。また用紙も当然、自治会で購入しています。
ところが今回印刷を依頼しようと考えているネット印刷業者は600枚の両面カラー印刷で6円程度です。今回僕はイラストレーターでいちから自分で作成しましたがこの業者のウェブサイトにはテンプレートも豊富に用意されていてイラストレーターのようなソフトウェアが無くても作成できるでしょう。考えてみれば自治会全世帯に配布するチラシをコピー機で500枚以上コピーするなんて不効率なのかもしれませんね。
現在、作成したチラシデータを秋まつり実行委員会の他のメンバーに確認してもらっていて、確認終了後ネット印刷で申し込もうと思っています。便利な時代になったもんです。まぁ考えてみれば年賀状や名刺も同じようにネットで完結させているので出来て当然と言えば当然ですね。
ただ街なかの印刷屋さんとかがどんどん無くなっていくのはどうかと思ったりしますが時代の流れなのでどうしようもないのでしょう。